ビタミンE
ビタミンEは脂肪に溶けるため、ビタミンの中でも脂肪の酸化防止に役立ちます。血管の詰まりを防ぎ、血管自体に脂肪をつきにくくします。
被験者にアスピリンとビタミンEを1日1錠ずつ摂取させた研究によると、血管内の脂肪の蓄積率が75%ほど低下したという報告もあります。
ビタミンC
ビタミンCはビタミンEと同様、血管の壁に脂肪などの老廃物がたまらないようにし、血液の酸化を防ぎます。コレステロールを分解し、血液から排出する働きもあります。
ビタミンCは水溶性なので、血液中を自由に流れ、血液内の活性酸素に直接作用して、活性酸素の欠陥部分の修復あたります。そして血液を健康に保ち、血管のダメージも修復するのがビタミンCです。
ビタミンCは、ビタミンEと一緒に血液と血管を掃除する役割も果たします。肺の血管も掃除してくれるので、喫煙する人にとっては最も必要なビタミンです。そのほか、高血圧、白内障、皮膚の傷などを治す効果があります。免疫作用が高いため、日本人の死亡率が最も高いがんにも効果があります。体内や皮膚表面の若さを保つために特に必要なビタミンといえます。
ビタミンE
ビタミンEは脂肪に溶けるため、ビタミンの中でも脂肪の酸化防止に役立ちます。血管の詰まりを防ぎ、血管自体に脂肪をつきにくくします。
被験者にアスピリンとビタミンEを1日1錠ずつ摂取させた研究によると、血管内の脂肪の蓄積率が75%ほど低下したという報告もあります。
ビタミンB群
ビ水溶性ビタミンのうち、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの総称です。
特に糖質の代謝を助けるビタミンB1、脂肪の代謝を助けるビタミンB2、たんぱく質の代謝を助けるビタミンB6が代表的で
す。ビタミンB群はビタミンCと一緒に摂取すると効果的です。
また、ビタミンB群は体脂肪やアルコールの分解などにも役立ちます。疲労回復、ストレス緩和、口内炎、動脈硬化、不眠症、がんの予防など多くの症状に有効とされています。
水溶性のビタミンのため、体内に蓄えられないので、毎日しっかり摂取するようにしましょう。
ビタミンB群を食事から摂取するには、精製度の低い穀物が一番です。サプリメントでは、ビール酵母が網羅的にビタミンB群を摂取できる優れものでおすすめです。
マグネシウム
マグネシウムは新陳代謝を促進させるミネラルです。筋肉を増強し
リラックスさせ、食べ物がエネルギー源として活用されるようサポートします。ストレスがたまると、筋肉が硬化したり、消化不良になりますが、それは体内のマグネシウムがたくさん消耗されてしまうからです。
さらに、血圧を下げる効果もあります。マグネシウムが不足すると血圧が上昇しやすく、心臓発作を引き起こすこともあります。
ただし、現代人の多くは、食事から十分なマグネシウムを摂取できていません。ストレス、糖分過多の食事、アルコール、炭酸飲料や加工食品に含めれているファーストフード(リン酸)などはマグネシウムを消耗します。また運動をしたり、汗をかくとマグネシウムは不足します。
じめじめした夏場に疲れを感じやすいのはマグネシウム不足が原因の1つです。
また、太っている人ほど栄養バランスの偏りが激しく、実は「栄養失調」の場合が多いのです。そして肥満している人ほどマグネシウム不足になりやすい傾向が見られます。
太ってしまうと体がだるくなりますが、その理由にマグネシウム不足が疑われます。
さらに、マグネシウムが不足すると、新陳代謝が衰えやすくなります。減量をしたい人は代謝をより促進させるために、サプリメントで補給することをお勧めします。
クロム
クロムは糖分の代謝を促進し、コレステロール、脂肪、たんぱく質の分解に役立ちます。糖尿病、低血糖障害からうつ病の予防にまで、幅広く役立つミネラルです。最近の健康事情に苦わっし人はクロムを摂取していることが多いのです。クロムは、骨粗しょう症も予防し、筋肉を増強させる働きがあるので、年を取るとともに必要なミネラルです。
特に減量にあたって、クロムは糖分の代謝を促進し、血糖を下げるインスリンの働きをサポートします。
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、血中の酸化を防止するミネラルです。体内でも作られますが、エネルギー生産にかかわる重要な補酵素として、1957年に発見されました。この補酵素はキノン(Quinone)という化合物の性質を持っており、「コエンザイムQ」と名付けられました。
このミネラルについては、現在もさらなる研究が進行中です。今のところ心臓と皮膚の健康に最も効果があるミネラルと推測されています。主な働きとして、栄養や酸素を効率よくエネルギーに変える作用があり、この点が特に研究者の間で注目を集めています。
オメガ3系不飽和脂肪酸
魚に含まれている体によい脂肪で、細胞膜と心臓の健康を促進します。私たちの体は脂肪が不足すると餓死状態に備えて脂肪をため込むけ傾向があります。
減量のために脂肪を燃焼させたい場合、オメガ3を多く含む「効率のよい脂肪」を適度に取る必要があります。
日本人の肥満が増加している背景には、魚介類から摂取する脂肪が低下し、代わりに牛肉や鶏肉など動物性脂肪の摂取が増加したことがあります。私たちの祖先は魚介類を多く摂取しているため、日本人の心臓病の発生率は他国と比較すると低いといえます。
大豆イソフラボン
魚イソフラボンは、大豆に含まれる成分で、特に胚芽部分に多く含まれています。非常に心臓によい植物成分です。女性ホルモンに似た働きをし、毛細血管を強化する作用があるフラボノイドの一種です。動物性の脂肪やたんぱく質を取るよりも、大豆イソフラボンが豊富な豆腐や大豆をたくさん取ることを心がけましょう。