最近、大分一般的になってきましたが、心理カウンセリングに関しては、まだまだ誤解もあるようです。
心理カウンセリングを受ける方は、何らかの問題や悩みを抱え、それを解決したい、治したい、緩和したいなどと思う人たちです。 ごく普通の人たちなのです。
ごく普通に生活はできても、ちょっとした悩みがあったり、気分が落ち込んでしまってやる気がおきなかったり、人間関係で悩んでいたりと問題を抱えている人は多いと思います。
その悩みや問題の相談を受けて、問題の解決を支援してくれるのが心理カウンセリングです。 ただ、その問題や悩み事は、処方箋で出した薬や鎮静剤などで頭痛や腹痛を治すようにスッキリと解決できることばかりではありません。
解決方法はクライアントにとって1つとは限りませんし、何が正しい選択か迷うこともあるかもしれません。
そんな場合でも、大事なのは、クライアント自身がじっくり考え、自ら出した結論を大事にしていくということが重要になります。
心理カウンセラーは、クライアントの悩みや問題を一緒に考え、その過程でクライアント自らが自分の可能性に向かって成長していけるように、側面からサポートすることが役目です。
クライアント自らが未来に向かって希望と夢を持てるように支援すること。それが心理カウンセリングの目的です。
さて、カウンセリングはどんな人が受けるのでしょうか?
一言で『心の悩み』と言っても、その原因は様々ですよね。 複数の要因が絡み合い、気が付くと自分で解決できない状態になっていることがありがちです。
家族のこと、友人や恋人、仕事のこと、上司や部下のこと、就職、進学、将来に対する不安など。複雑に絡み合った心の悩みは、根本の原因が何であるか、本人でもわからない場合があります。
時には、腹痛、頭痛など、身体に影響が現れるケースもあり、自律神経のバランスが崩れてしまうこともあります。
ここで大切にして欲しいのは、どうにもならない状態から逃げないということです。 逃げる、もしくは心の奥底に押し込んで蓋をしてしまうということですね。 そうすれば、表面てきには、忘れて何もなかったかのように錯覚しますが、それは潜在意識に潜みあなたな表層意識に影響を与えていくのです。
いずれにしても、ちょっとおかしいなと思ったら、あまり我慢せず、気楽にカウンセラーの門を叩いていただくことが、あなたの身心の健康のためには必要なことです。